子ども向けのプログラミング学習にはさまざまな選択肢がありますが、その中でも特に人気があるのがゲームプログラミングとロボットプログラミングです。
それぞれに異なる魅力があり、どちらを選ぶべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ゲームプログラミングとロボットプログラミングの特徴やメリット・デメリットを比較し、プログラミングをしたことがない人でもわかりやすいように解説します。
プログラミング学習をはじめる際の参考にしてみてください。
子ども向けのプログラミング学習にはさまざまな選択肢がありますが、その中でも特に人気があるのがゲームプログラミングとロボットプログラミングです。
- ゲームプログラミング
- ロボットプログラミング
ゲームプログラミング
ゲームプログラミングは、子どもが自分でゲームを作りながら、たのしんでプログラミングを学べる方法です。
カンタンなマウス操作だけでゲームが作れるツールもあり、人気の学習方法です。
ロボットプログラミング
ロボットプログラミングは、動くロボットを使ってプログラミングを学ぶ方法です。
自分でプログラミングした内容で、実際にロボットが動くので、プログラミングのおもしろさを感じやすいです。
ゲームプログラミングには、次の3つの特徴があります。
- たのしく学べる
- 手軽にはじめられる
- ステップアップしやすい
たのしく学べる
ゲームプログラミングは、ゲームを作りながらプログラミングを学ぶことができます。
ゲームを作る中で、プログラミングの基礎についても学習できるのはもちろん、たのしみながらプログラミングの知識が学べます。
自分で作ったゲームで遊べるのも大きな魅力です。
手軽にはじめられる
子ども向けのゲームプログラミングツールは、初心者向けのやさしいものが多いです。
マウスのドラッグ&ドロップ操作だけでゲームを作ることができるものもあります。
また、無料で使えるツールも多いため、手軽にはじめることができます。
ステップアップしやすい
ステップアップしやすいのもゲームプログラミングの特徴の一つです。
一度使ったゲームを改良して、より複雑なプログラミングにチャレンジすることもできます。
基礎から応用まで段階的に学べるため、子どもの成長に合わせてスキルを高めていくことができます。
ロボットプログラミングには、次の3つの特徴があります。
- ロボットを実際に動かせる
- 手を使って学べる
- 成果がわかりやすい
ロボットを実際に動かせる
ロボットプログラミングでは、実際にロボットを動かすことができます。
自分の作ったものが動くのを見ることができ、たのしさと達成感を感じやすいです。
手を使って学べる
ロボットを組み立てたり動かしたりするので、プログラミングだけでなく、ものを作るたのしさも体験できます。
成果がわかりやすい
プログラムの結果がすぐにロボットの動きで確認できるため、どんな風にプログラムが動いているかが目に見えてわかりやすいです。実際に動かしてみて、成功や失敗がはっきりとわかります。
また、作った結果を他の人に見せやすいので、親も子どもの成果を知ることができます。
プログラミング | メリット | デメリット |
---|---|---|
ゲーム プログラミング | – 初期費用が安い – 学びの幅を広げやすい – どこでも学習できる | – 物理的な感覚が得られない – 目が疲れやすい |
ロボット プログラミング | – 成果がわかりやすい – ものづくりのたのしさを体験できる | – 初期費用が高い – 難しく感じることがある – 学習場所が限られる |
ゲームプログラミングのメリット・デメリット
メリット
- 初期費用が安い
- 学びの幅を広げやすい
- どこでも学習できる
ゲームプログラミングは、手軽にはじめられるのがメリットです。
無料で使えるツールも多く、初期費用も安い場合が多いです。
また、ゲームプログラミングは徐々に難しいことに挑戦しやすく、ステップアップもスムーズに進められます。
パソコンやタブレットさえあれば学習できるので、場所を選ばずにどこでも学習ができるのもメリットの一つです。
デメリット
- 物理的な感覚が得られない
- 目が疲れやすい
ゲームの作成や作ったゲームの動きの確認は、パソコンやタブレットの画面上のみで行うため、物理的な感覚が得られにくいことがゲームプログラミングのデメリットです。
また、長時間パソコンやタブレットの画面を見ることで、疲れやすい場合もあります。
ロボットプログラミングのメリット・デメリット
メリット
- 成果がわかりやすい
- ものづくりのたのしさを体験できる
ロボットプログラミングは、実際にロボットを動かすことができるのがメリットです。
自分の作ったものが動くのを見ることができ、たのしさと達成感を感じやすいです。
また、手を使って学べるので、ものづくりのたのしさも体験しやすいです。
デメリット
- 初期費用が高い
- 難しく感じることがある
- 学習場所が限られる
ロボットプログラミングを行う際は、専用のキットなどの購入が必要となります。
ロボットプログラミング用のキットは、高価なものも多く、初期費用が高くなるのがデメリットです。
ロボットを自由に動かそうと思うと、プログラムが複雑になり、はじめてプログラミングを学習する人にとっては難しいと感じやすいこともあります。
また、実際にロボットを組み立て動かすため、学習できる場所が限られるのもデメリットの一つです。
ゲームプログラミングとロボットプログラミングには、それぞれ違った特徴があります。
それぞれオススメの人について、紹介します。
ゲームプログラミングがオススメの人
- ゲームがすきな人
- 気軽にプログラミング学習をはじめたい人
- 自由な場所で学習したい人
ゲームがすきな人
ゲームプログラミングでは、実際にゲームを作ることができます。
ゲームがすきな人にとっては、特にたのしく学習できます。
気軽にプログラミング学習をはじめたい人
ゲームプログラミングは、初期費用が安く、準備が必要なものも少ないため、手軽にはじめることができます。
プログラミング学習をしたことがない人でも、気軽に学習をはじめることができます。
自由な場所で学習したい人
ゲームプログラミングは、パソコンやタブレットがあればどこでも学習が可能なので、場所の制約が少ないです。
ある程度自由な場所で学習がしたいという人に向いている学習方法です。
ロボットプログラミングがオススメの人
- 手を動かして学習したい人
- 成果を気軽に共有したい人
手を動かして学習したい人
ロボットプログラミングは、ロボットを組み立てて動かすことができます。
実際に手を動かして学びたい人には、オススメの学習方法です。
成果を気軽に共有したい人
ロボットプログラミングでは、実際にロボットを動かすことできるため、他の人にも成果を共有しやすいです。
成果を共有しつつ学習を進めたい人にオススメです。
子ども向けプログラミング教材とは
子ども向けプログラミング教材は、年長や小中学生を対象としたプログラミング学習用の教材です。
子ども向けプログラミング教材を使うことで、子どもでもスムーズにプログラミング学習を行うことができます。
ゲームプログラミングが学べるプログラミング教材
ゲームプログラミングの教材の中でも人気の高いものをいくつか紹介します。
- Scratch(スクラッチ)
コミュニティが充実し、多くのチュートリアルが利用可能で、初級者に適しています。 - Minecraft: Education Edition
人気ゲーム「Minecraft」を利用して学習でき、中級者に適した教材です。 - Roblox Studio
自分のゲームを作成し、プログラムでカスタマイズできる中級者向けの教材です。
教材名 | 特徴 | 対象年齢 | 難易度 | 無料/有料 |
---|---|---|---|---|
Scratch | コミュニティが充実し、多くのチュートリアルが利用可能 | 8歳以上 | 初級 | 無料 |
Minecraft: Education Edition | 人気ゲーム「Minecraft」を利用して学習可能 | 10歳以上 | 中級 | 有料 |
Roblox Studio | 自分のゲームを作成し、プログラムでカスタマイズ | 10歳以上 | 中級 | 無料 (アプリ内課金あり) |
ロボットプログラミングが学べるプログラミング教材
ロボットプログラミングの教材の中でも特に人気の高いものをいくつか紹介します。
- LEGO Mindstorms
LEGOブロックでロボットを組み立て、プログラムできる中級者向けの教材です。 - KOOV(クーブ)
自由に組み立てられるプログラミングキットで、初級者向けの教材です。 - toio(トイオ)
簡単にプログラミングできる小型ロボットで、初級者向けの教材です。
教材名 | 特徴 | 対象年齢 | 難易度 | 無料/有料 |
---|---|---|---|---|
LEGO Mindstorms | LEGOブロックでロボットを組み立て、プログラム可能 | 10歳以上 | 中級 | 有料 |
KOOV | 自由に組み立てられるプログラミングキット | 8歳以上 | 初級 | 有料 |
toio | 簡単にプログラミングできる小型ロボット | 6歳以上 | 初級 | 有料 |
子ども向けプログラミング教室とは
子ども向けのプログラミング教室は、小学生〜高校生くらいまでを対象にしたプログラミング教室です。
先生がプログラミングを教えてくれたり、専用の教材を使ってプログラミングを学習したりします。
プロの指導者のもとで体系的にプログラミングを学ぶことができます。
また、年齢ごとのカリキュラムがあるため、幼い頃からでも安心してプログラミングを学習することができます。
ゲームプログラミングが学べるプログラミング教室
ゲームプログラミングが学べるプログラミング教室をいくつか紹介します。
- LITALICOワンダー
ゲームプログラミング、ロボットプログラミング、3Dプリンターなどが学べる - Tech Kids School
ゲーム作成やアプリ作成を通してプログラミングが学べる - N Code Labo
ゲームプログラミングやAIプログラミングが学べる
ロボットプログラミングが学べるプログラミング教室
ロボットプログラミングが学べるプログラミング教室をいくつか紹介します。
- LITALICOワンダー
ゲームプログラミング、ロボットプログラミング、3Dプリンターなどが学べる - CodeCampKIDS
ゲームプログラミング、ロボットプログラミングなどが学べる - トライ式プログラミング教室
ロボット・プログラミング学習キット「KOOV®」を使ってプログラミングの学習ができる
本記事では、ゲームプログラミングとロボットプログラミングの特徴やメリット・デメリットについて紹介しました。
ゲームプログラミングとロボットプログラミングは、どちらも子どもがプログラミング学習を学ぶのにオススメの学習方法です。
違った特徴があるため、子どもの興味や学びたい内容によって選ぶことが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「【子ども向けプログラミング学習】ゲームプログラミング、ロボットプログラミングどちらがオススメ?」でした。