子どものプログラミング教室を調べていたら「意味ない」って声がたくさん出てきて…。本当に通わせる必要があるのか不安になってしまいました。
その気持ち、よくわかります。でも「意味ない」にはちゃんとした理由があって、やり方次第でお子さんの力は確実に伸びますよ。
この記事では、「意味ない」と言われる本当の理由と、後悔しない教室の選び方をお伝えします。

「意味ない」って言っている人は、どうしてそう感じるんですか?
よく見ると、大きく5つの理由に分かれます。まずは「なぜ意味ないと言われるのか」を整理してみましょう。
- 独学や無料アプリでも学べるから
- 月謝が高いから
- 遊んでいるだけに見えるから
- 子どもが飽きてやめてしまうから
- 学校の授業で十分だと思うから
順番に見ていきましょう。
1.独学や無料アプリでも学べるから
1つ目の理由は、「独学や無料アプリでも学べるから」です。
たしかに、今はScratchの公式サイトやYouTubeの解説動画など、無料で学べるツールがたくさんあります。「わざわざお金を払わなくても、家でできるのでは?」と思う気持ちはわかります。
ただ、ここには落とし穴があります。独学で一番むずかしいのは「つまずいた時に、誰にも聞けない」ことです。お子さんが「あれ、動かない…」と手が止まった瞬間、導いてくれる人がいるかどうかで、学習の続きやすさはまったく変わります。
2.月謝が高いから
2つ目の理由は、「月謝が高いから」です。
プログラミング教室の月謝は、おおむね月1万〜1.5万円が相場です。ピアノや水泳が月5,000〜8,000円程度であることを考えると、「高い」と感じるのは当然です。
ただ、教室の月謝は「有料ツールを使わせてもらうため」ではなく、「先生のサポート環境」への投資です。ココナラなどの単発講座もありますが、継続的に伴走してくれる先生がいることの価値は、スポット受講では得られません。オンライン型なら月額3,980円〜の教室もあるので、記事の後半で紹介します。
3.遊んでいるだけに見えるから
3つ目の理由は、「遊んでいるだけに見えるから」です。
Scratchなどのビジュアルプログラミングは、カラフルなブロックを組み合わせてキャラクターを動かします。見た目はゲームそのものです。でも、中身をよく見ると、「分解・パターン認識・アルゴリズム設計」というかなり高度な思考トレーニングが隠されています。「どの順番で」「どの条件の時に」「何回繰り返すか」を、お子さんは自分の頭で考えているんです。
4.子どもが飽きてやめてしまうから
4つ目の理由は、「子どもが飽きてやめてしまうから」です。
「半年通わせたけど、途中で行きたがらなくなった」という声は少なくありません。ただ、大事なのはやめた原因が「プログラミングがつまらなかった」のか「その教室が合わなかった」のかを分けて考えることです。
教室選びの問題であって、プログラミング教育自体の問題ではないケースがほとんどです。お子さんが「たのしい」と思えるかどうかが最も重要なポイントです。
5.学校の授業で十分だと思うから
5つ目の理由は、「学校の授業で十分だと思うから」です。
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されました。ただ実態としては、学校のプログラミング教育は年間で数時間〜十数時間程度にとどまるケースが多いんです。しかも、専任の講師がいない学校では担任の先生が手探りで教えていることも珍しくありません。
学校はプログラミングの「きっかけ作り」としては十分ですが、本格的にスキルを伸ばすなら家庭学習や教室が受け皿になります。
「意味ない」の声には理由があります。でも、その多くは「教室選びのミスマッチ」が原因なんです。
なるほど。プログラミング自体が悪いわけじゃなくて、選び方の問題なんですね。

そもそもプログラミング教育って、将来プログラマーにするためのものなんですか?
実はそこが一番の誤解なんです。プログラミング教育の本当の目的は、プログラマーを育てることではないんですよ。
「意味ない」と言われる理由の多くはプログラミング教育の「目的」を誤解していることが原因だとぼくは考えています。
プログラミング教育の目的は「プログラマーを育てること」ではない
ここが最も大事なポイントです。文部科学省の小学校プログラミング教育の手引にも明記されていますが、プログラミング教育の目的は「プログラミング的思考」を育てることです。
「プログラミング的思考」とは、ひとことで言えば「問題を分解して、順番に解決していく考え方」のこと。エンジニアの仕事を12年やってきて思うのですが、仕事で一番大事なのは「難しい文字を打ち込むテクニック」ではなく、この「考え方」の部分です。
そして、教室の本当の価値は「安全にたくさん失敗できる環境」にあります。何度間違えても材料は無駄にならず、怪我もしません。先生が失敗を肯定しながら前向きに解決するサポートをしてくれる。これは家庭学習や独学ではなかなか再現できません。
Scratchで遊んでいるように見えて、実は鍛えられている力
たとえば、Scratchでキャラクターを動かすだけでも、お子さんは無意識に「順序」「条件分岐」「繰り返し」という思考をしています。これはプロのエンジニアが毎日使っている思考パターンとまったく同じです。
ブロックを組み合わせる作業の中に、「分解」「順序」「条件分岐」「繰り返し」の概念がすべて詰まっています。見た目はゲームでも、お子さんは「どの順番で」「どの条件の時に」「何回繰り返すか」を論理的に考えているんです。
プログラミング教育の目的は「考える力」を育てること。難しい文字を打ち込むことではないんです。
そうなんですね!遊んでいるように見えても、実はしっかり頭を使っているんですね。

「意味ない」理由はわかりましたけど、じゃあ実際に通わせるメリットってどんなものがあるんですか?
エンジニアの視点から見て「これは確実に伸びる」と感じるメリットが5つあります。
- 安全にたくさん失敗できる環境がある
- 論理的思考力が鍛えられる
- 問題解決力と「折れない心」が身につく
- 「自分で作った!」という自信が生まれる
- 将来の選択肢が広がる
1.安全にたくさん失敗できる環境がある
1つ目のメリットは、「安全にたくさん失敗できる環境がある」ことです。
プログラミングは何度間違えても材料は無駄にならず、怪我もしません。パソコンの中で何回でもやり直せます。先生が失敗を肯定して、前向きに解決するサポートをしてくれる。これがプログラミング教室の最大の魅力です。
家庭で親御さんが教えようとすると、つい「こうした方がいいよ」と答えを教えてしまいがちです。でも教室では、先生がお子さん自身で考える時間をしっかり作ってくれます。
2.論理的思考力が鍛えられる
2つ目のメリットは、「論理的思考力が鍛えられる」ことです。
「どうすれば思い通りに動くか」を考える過程が、まさに論理的思考のトレーニングになっています。ぼくが仕事で最も使っている力もこの「順序立てて考える力」です。
実際に、プログラミング教育を続けたお子さんほど、算数や理科の成績も上がる傾向があると言われています。これは一朝一夕では身につかないからこそ、小さい頃から鍛える価値があります。
3.問題解決力と「折れない心」が身につく
3つ目のメリットは、「問題解決力と折れない心が身につく」ことです。
「なぜ動かないのか」を調べて、原因を見つけて、修正する。このサイクルが問題解決力のトレーニングそのものです。エラーに向き合える力は、算数や理科、日常生活のさまざまな場面で活きます。
ぼくの実感としても、エンジニアの仕事で一番大事なのは「エラーが出てもパニックにならず、原因を探せること」です。この「折れない心」は、プログラミング以外の場面でもお子さんを支えてくれます。
4.「自分で作った!」という自信が生まれる
4つ目のメリットは、「自信が生まれる」ことです。
自分で作ったゲームやアニメーションが実際に動く体験は、お子さんの自己肯定感を大きく高めます。「考える力と折れない心」を育てる最高のツール、それがプログラミングだとぼくは考えています。
成功体験を積み重ねることで、「ぼくにもできた!」「わたしにもできた!」という気持ちが芽生えます。この自信は、ほかの勉強や習い事にも前向きに取り組む原動力になります。
5.将来の選択肢が広がる
5つ目のメリットは、「将来の選択肢が広がる」ことです。
プログラマーだけでなく、あらゆる職業で「プログラミングの基礎がわかる人」は重宝されています。フリーランスとして仕事をする中で、「エンジニアと会話できる営業」や「プログラミングの基礎がわかるディレクター」は明らかに活躍の場が広がっています。
やり方次第で、論理的思考力や創造力は確実に伸びます。「意味ない」で終わらせるのは、本当にもったいないことだとぼくは思います。
大事なのは、お子さんが「たのしい」と思えるかどうかです。カリキュラムの良し悪しは、その次の話です。
たしかに、将来どんな仕事に就くとしても、考える力は必要ですもんね!

ヒデトさんって今はエンジニアですよね?プログラミングで挫折した経験があるんですか?
はい、実はあります。だからこそ、最初の一歩でつまずかない環境がどれだけ大切かを実感しているんです。
ぼくは小さい頃からテレビゲームが大好きで、「自分でもゲームを作ってみたい!」という夢がありました。10歳の時にゲームプログラミングの入門書を買ってもらったのですが、開始わずか数ページで手が止まりました。環境構築の段階で、何が書いてあるのかまったくわからなかったんです。
買ったばかりの本を、そっと本棚の奥にしまいました。「プログラミングって、頭のいい人しかできないのかな」。そう思い込んでしまったんです。
YouTubeの解説動画を見ても、バージョン違いで画面が全然違ったり、英語の専門用語が出てきたりして、独学の限界を感じました。つまずいた時に聞ける人がいないと、モチベーションはあっという間に下がります。
転機は大学に入ってからでした。情報工学科で基礎から段階的に学び、研究室でカレンダーシステムの開発に取り組む中で、ようやく「プログラミングってたのしい!」と思えるようになりました。
「10歳の時に、たのしく学べる環境さえあれば、もっと早くこのたのしさに出会えたのに」。だからこそ、自分の子どもたちには同じ挫折をさせたくないと思っています。
プログラミングに特別な才能は要りません。大事なのは「たのしい」と思える環境です。ぼくの挫折は、やり方が合っていなかっただけでした。
エンジニアのヒデトさんでも挫折したことがあるんですね。環境ってやっぱり大事なんだなぁ…。

教室を選ぶ時に気をつけるポイントってありますか?失敗したくないので…。
大事なポイントは3つあります。これさえ押さえておけば、後悔しない教室選びができますよ。
- お子さんの「たのしい」を最優先にする
- 無料体験を複数まわって比べる
- 「伴走してくれる先生」がいるかを確認する
1.お子さんの「たのしい」を最優先にする
1つ目のポイントは、「お子さんの”たのしい”を最優先にする」ことです。
カリキュラムがどれだけ優れていても、お子さんが「たのしくない」と感じたら続きません。大事なのは、お子さんが「たのしい」と思えるかどうかです。
逆に言えば、どうしてもプログラミングに興味を持てない場合は、無理に通わせる必要はありません。合わないお子さんには合わない。ここは正直にお伝えしておきます。
2.無料体験を複数まわって比べる
2つ目のポイントは、「無料体験を複数まわって比べる」ことです。
1教室だけでは比較対象がないので判断がむずかしいです。ロボット教室とゲーム制作教室では、お子さんの反応がまったく違うこともあります。最低でも2〜3教室の体験に行って、お子さんの反応を見て決めるのが一番確実です。
- 講師の対応:お子さんのペースに合わせてくれるか
- 生徒と講師の人数比:少人数制かどうか(目安は講師1人につき生徒3〜4人)
- お子さんの反応:帰り道に「またやりたい!」と言うかどうか
3.「伴走してくれる先生」がいるかを確認する
3つ目のポイントは、「伴走してくれる先生がいるか」を確認することです。
ココナラなどの単発講座やAIチャットも便利ですが、お子さんの成長を長期的に見守ってくれる先生の存在は、それとはまったく価値が違います。答えを教えるのではなく、「考える力を育てるサポート」ができるかどうかが重要です。
「先生がいつも見てくれている」という安心感が、お子さんの「もう少しがんばってみよう」というチャレンジ精神につながります。
教室選びで迷ったら、まずは無料体験を複数まわってみてください。お子さんの反応を見るのが一番確実です。
なるほど!まずは体験で子どもの反応を見てみます!

具体的に、どんな教室がおすすめですか?
エンジニア×父親の視点で「ここなら安心して通わせられる」と感じた教室を3つ紹介しますね。どの教室も無料体験を実施していますよ。
それぞれの教室の特徴を紹介しますので、お子さんに合いそうなものを探してみてください。
LITALICOワンダー
LITALICOワンダーは、お子さん一人ひとりの興味や特性に合わせた個別最適化のカリキュラムが特徴です。対象は5〜6歳(年長)〜高校生で、通学とオンラインの両方に対応しています。発達特性への配慮もあり、「うちの子に合うか不安」という保護者にもおすすめできます。
\ 無料で体験できる /
デジタネ
デジタネは、マインクラフトやScratchなど、お子さんがなじみのあるゲームを使って学べるオンライン専門のプログラミング教室です。対象は小1〜中学生で、月額3,980円〜と他の教室と比べてリーズナブルなのもうれしいポイントです。
\ 無料で体験できる /
QUREO(キュレオ)プログラミング教室
QUREO(キュレオ)プログラミング教室は、全国3,000教室以上を展開する教室数No.1のプログラミング教室です。ゲーム感覚で学べるカリキュラムが特徴で、お子さんが「たのしい」と感じやすい工夫がたくさんあります。近くの教室を探しやすいのも魅力です。
\ 無料で体験できる /
どの教室が合うかはお子さん次第です。まずは気になった教室の無料体験に申し込んでみてください。
無料で体験できるなら、まず試してみるのが一番ですよね!

最後に、気になっていることをいくつか質問してもいいですか?
もちろんです。よくいただく質問をまとめてお答えしますね。
Q. プログラミング教室は何歳からはじめられますか?
教室によって異なりますが、早い教室では5〜6歳(年長)から受け入れています。小学1年生から対応している教室が最も多いです。お子さんがマウス操作やキーボード入力に慣れていれば、十分にはじめられます。
Q. パソコンがない家庭でもプログラミング学習はできますか?
通学型の教室であれば、教室にパソコンが用意されているのでご家庭にパソコンがなくても大丈夫です。オンライン型の場合はパソコンやタブレットが必要ですが、教室によってはレンタルに対応しているところもあります。
Q. AIやYouTubeを使えば教室に通わなくても大丈夫ですか?
AIやYouTubeは便利な学習ツールですが、お子さんの「わからない」に合わせて柔軟に対応してくれるわけではありません。特に低学年のお子さんは、つまずいた時に隣で「大丈夫だよ」と声をかけてくれる先生の存在が大きいです。AIは「情報を教えてくれる存在」、先生は「考え方を育ててくれる存在」。この違いは大きいとぼくは感じています。
気になることがあれば、まずは無料体験の場で先生に直接聞いてみるのが一番ですよ。
そうですね!疑問は体験の時に全部聞いてみます!

最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 「意味ない」と言われる原因の多くは教室選びのミスマッチ
- プログラミング教育の目的は「考える力を育てること」
- Scratchで遊んでいるように見えても論理的思考のトレーニングになっている
- 教室選びでは「お子さんのたのしい」を最優先に
- 正しい情報を知った上で、ご家庭に合った判断をしてください
本記事では、「子どものプログラミングは意味ない」と言われる理由と、エンジニアが考える本当のメリット・教室の選び方について紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「子どものプログラミングは意味ない?エンジニアが教える後悔しない選び方」でした。

