子どもがプログラミングを学ぶ際に、どのくらいプログラミング学習が進んでいるのか確認したい場合があります。
プログラミング学習の進捗を確認できるスキルチェックシートを作成しました。
スキルチェックシートを使うことで、プログラミング学習の進み具合や次にどのような内容を学習する必要があるかなどがわかります。
本記事では、作成したスキルチェックシートについて紹介します。
子どものプログラミング学習の重要性
私たちの生活において、コンピューターはなくてはならないものです。
コンピューターを上手に使うためには、コンピューターの仕組みを知ることが大切です。
プログラミングを学ぶことで、「コンピューターは人の命令によって動いていること」や「どのように命令すればうまく動いてくれるか」などを知ることができます。
ロボットやAIが増えてきている中で、今後ますますプログラミング学習で得られる知識は重要となってきます。
プログラミング学習の方法
プログラミングを学習する方法として、家庭学習とプログラミング教室の大きく2つの方法があります。
家庭学習は、プログラミング教室に比べて費用が低く抑えられるというメリットがありますが、教材選びが難しかったり、どのくらいプログラミングスキルを習得できているかわかりにくいというデメリットもあります。
プログラミングスキルの習得
プログラミングには、いくつか代表的な学習項目があります。
代表的な学習項目を理解できているか、実際にプログラミングすることができるかなどをチェックすることで、プログラミングスキルをチェックすることができます。
子ども向けのプログラミングスキルチェックシートを作りました。
下記のリンクから、無料でダウンロードできます。
ここからは、プログラミングスキルチェックシートについて、説明していきます。
プログラミングスキルチェックシートとは
プログラミングスキルチェックシートは、プログラミングの基本的なスキルの習得状況を確認できるチェックシートです。
本チェックシートでは、プログラミングのスキルのうち、特に基本のスキルに絞ってチェックできるようにしています。
プログラミングスキルチェックシートの詳細
下記がプログラミングスキルチェックシートのイメージです。
チェック項目は、「パソコン操作」と「プログラミング」に分かれています。
「プログラミング」はさらに、細かな分類に分かれており、分類ごとにスキルをチェックできます。
分類1: パソコン操作
大きな分類の一つ目は、「パソコン操作」です。
プログラミングを行うためには、マウスやキーボード操作などの基本的なパソコンの操作が必要です。
プログラミングの細かなスキルチェックの前に、パソコン操作をチェックします。
分類2: プログラミング
大きな分類の二つ目は、「プログラミング」です。
プログラミングは、下記の12個の細かな分類に分かれています。
- 計算
- 変数
- 演算子
- 条件分岐
- 繰り返し
- 配列
- 文字列
- 値の出力
- 値の入力
- 関数
- 定数
- 乱数
1.計算
足し算や引き算などの四則演算を使って、プログラミングができるかをチェックします。
四則演算以外に、割り算の余りを取得する処理もよく使うため、チェック項目に入れています。
2. 変数
変数を作ったり、変数の値を変更できるかをチェックします。
また、変数を作る際は、中に入れる値によって「型」を決める必要があることもあるので、チェック項目に入れています。
3. 演算子
プログラミングでは、等号や不等号、大なり・小なりを使うことがあります。
これらの演算子が使えるかどうかをチェックします。
4. 条件分岐
プログラミングでは、「もし〜の場合は、〇〇の処理をする」といったように、条件によって動作を変えることができます。
このような条件分岐の処理を使えるかどうかをチェックします。
5. 繰り返し
プログラミングでは、同じ処理を何回も繰り返し実行することができます。
このような繰り返し処理を使えるかどうかをチェックします。
6. 配列
配列は、文字列や変数などを入れる箱です。
配列を作ったり、要素を追加・削除できるかをチェックします。
7. 文字列
プログラミングでは、「こんにちは」などの文字は、文字列として扱います。
文字列に対して処理を行うことも多いため、文字列の処理ができるかをチェックします。
8. 値の出力
プログラミングでは、画面に文字や数値を表示したりすることができます。
文字や数値を表示(出力)できるかをチェックします。
9. 値の入力
文字や数値を表示(出力)するだけではなく、入力することもできます。
文字や数値を入力できるかをチェックします。
10. 関数
プログラミングでは、ある程度の処理をまとめた関数を作成することがあります。
この関数を作ったり、関数の値を受け渡しできるかをチェックします。
11. 定数
プログラムの中で変わることがない文字や数値は、定数として扱います。
定数の作成ができるかどうかをチェックします。
12. 乱数
プログラミングでは、ランダムな数値を作ることができます。
ランダムな数値のことを乱数と呼びます。
乱数が作成できるかをチェックします。
本記事では、プログラミングスキルのチェックシートについて紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「【子ども向けプログラミング学習】プログラミングスキルを確認できるスキルチェックシートの紹介」でした。