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プログラミング的思考とは?子どもの将来に役立つ”考える力”をわかりやすく解説

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「プログラミング的思考って、結局なんのこと?」

学校のおたよりや教育ニュースで「プログラミング的思考」という言葉を目にして、モヤモヤしている保護者の方は多いのではないでしょうか。「プログラミング」と聞くと、パソコンに向かって何か難しいことをするイメージがありますよね。うちの子にも関係あるの? そもそも自分がよくわからないのに、子どもにどう教えたらいいの?

ぼく自身、エンジニアとして12年間システムやアプリを作る仕事をしてきましたが、実は「プログラミング的思考」はパソコンのスキルとはまったくの別モノです。しかも、これはエンジニアだけに必要な力ではありません。お子さんが将来どんな道に進んでも、必ず役に立つ”考える力”の土台になるんです。

この記事では、「プログラミング的思考」とは何かを、日常生活の具体例を交えながらわかりやすく解説します。読み終わる頃には、「なんだ、そういうことだったのか」ときっとスッキリするはずです。

プログラミング的思考とは?わかりやすくかんたんに解説

結論から言うと、プログラミング的思考とは「やりたいことを実現するために、どういう順番で動けばうまくいくかを、論理的に考える力」のことです。

文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引」では、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、ということを論理的に考えていく力」と定義されています。

……ちょっと難しいですよね。もっとかんたんに言い換えましょう。

たとえば、カレーを作ることを想像してみてください。

カレー作りをプログラミング的思考で解説
  • ゴールを決める:「おいしいカレーを完成させる」
  • 手順を分ける:材料を買う → 野菜を切る → 肉を炒める → 煮込む → ルーを入れる
  • 順番を考える:「煮込む前に切らないとダメだ」「炒めてから煮込むとおいしくなる」
  • うまくいかない時に修正する:「味が薄いから塩を足そう」「焦げそうだから火を弱めよう」

この「手順を分解して、順序立てて考え、うまくいかなければ修正する」というプロセスこそが、プログラミング的思考です。コンピュータは一切関係ありません。みなさんが日常的にやっていることなんです。

エンジニア歴12年のぼくの実感としても、実際にシステムやアプリを作る仕事でも、一番時間をかけるのは「どう作るか」を考える設計の段階であって、パソコンに向かって作業する時間はその一部にすぎません。

「プログラミング」と「プログラミング的思考」はまったく別のもの

ここは多くの保護者の方が混同しているポイントなので、はっきり整理しておきましょう。

プログラミングプログラミング的思考
やることパソコンでアプリやシステムを作る物事を論理的に考え、手順を組み立てる
コンピュータ必要なくてもOK
目的ソフトウェアやアプリを作る問題解決力・論理的思考力を育てる
将来の活用エンジニア・プログラマー向けすべての職業・場面で活きる

「プログラミング的思考」は、あくまで“考え方のフレームワーク”です。パソコンが使えなくても、論理的に考える力があれば、それはプログラミング的思考が身についていると言えます。

ケンタ
ケンタ

え、プログラミング的思考ってパソコンでなにか作ることじゃないの!?じゃあパソコンなくてもできるってこと?

ヒデト
ヒデト

そうだよ。ぼくはエンジニアとして12年働いてるけど、仕事で一番使っているのは「問題をどう分解して、どの順番で解決するか」を考える力なんだ。

ぼく自身の仕事を振り返っても、システム開発のプロジェクトでは、まず「何を作るか」を整理して、「どう作るか」を設計して、その設計に沿って実際にパソコンで作っていく、という流れです。実はパソコンで作業するのと同じくらい、その前の「考える工程」がとても大切なんです。この「考える工程」こそが、プログラミング的思考そのものなんです。

なぜ小学校で「プログラミング的思考」が必修になったのか

2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修化されました。ただし、ここで大事なのは「プログラミング」という新しい教科ができたわけではないということです。

文部科学省が必修化したのは、算数や理科、総合的な学習の時間などの中に「プログラミング的思考を育てる活動」を取り入れることです。つまり、子どもたちがPythonやJavaを書き始めるわけではありません。

では、なぜ文部科学省はプログラミング的思考の育成を重視したのでしょうか。

文部科学省が掲げる3つのねらい
  • プログラミング的思考の育成:論理的に物事を考え、問題を解決する力を身につける
  • コンピュータへの理解と活用能力:デジタル社会に主体的に参加できる力を育てる
  • 各教科の学びを深める:算数の図形や理科の実験など、既存の授業をより深く理解させる

さらに背景として、経済産業省の調査(IT人材需給に関する調査)では、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると予測されています。

ただし、この数字は「全員がプログラマーになる必要がある」という意味ではありません。ぼくがフリーランスとして仕事を受ける中で感じるのは、「プログラミングの基礎がわかるディレクター」や「エンジニアと会話できる営業」は、現場で間違いなく重宝されるということです。

つまり子ども向けプログラミング教育が目指しているのは、全員をエンジニアにすることではなく、どんな職業に就いても活かせる「考え方のベース」を作ることなんです。

アユミ
アユミ

つまり、「プログラマーを育てる教育」じゃなくて、「考える力を育てる教育」ってことですか?

ヒデト
ヒデト

その通りです。文部科学省の意図は、ぼくもエンジニアとして「正しい」と思っています。プログラミングの本質は、パソコンを操作することではなく”問題を分解して順序立てて解決すること”ですから。


プログラミング的思考を構成する4つの要素

プログラミング的思考は、大きく4つの要素で構成されています。どれも難しいものではなく、実はみなさんが日常的に使っている力ばかりです。

プログラミング的思考の4つの要素
  • 分解 ― 大きな問題を小さく分ける力
  • パターン認識 ― 共通点を見つける力
  • 抽象化 ― 本質だけを取り出す力
  • アルゴリズム設計 ― 手順を組み立てる力

それぞれ具体例と一緒に見ていきましょう。

1.分解 ― 大きな問題を小さく分ける力

1つ目の要素は、「分解」です。大きな問題やゴールを、扱いやすい小さなタスクに分けることを指します。

たとえば夏休みの宿題。「宿題を全部やる」と考えるとうんざりしますが、「算数のドリル3ページ → 読書感想文 → 自由研究の計画」と科目ごとに分けて、1日ずつ進めていけば、途端にやれそうな気がしてきませんか?

ぼくのエンジニアの仕事でも同じです。「このシステムを作って」と言われた時、いきなり全部を作ろうとはしません。「ログイン機能」「検索機能」「表示機能」と機能ごとに分割して、1つずつ作っていきます。これが「分解」です。

2.パターン認識 ― 共通点を見つける力

2つ目は「パターン認識」。過去の経験や似た事例から、共通するルールやパターンを見つけ出す力です。

お子さんが折り紙を折る場面を想像してみてください。鶴の折り方を覚えると、似た手順が出てくる別の作品も早く折れるようになります。「あ、ここは鶴の時と同じ折り方だ」と気づけるのが、パターン認識です。

ぼくの仕事でも「この機能、前に作ったあの機能と構造が似てるな」と気づくことが頻繁にあります。パターンを見つけられると、ゼロから考える必要がなくなり、効率が格段に上がるんです。

3.抽象化 ― 本質だけを取り出す力

3つ目は「抽象化」。これは少し難しく聞こえるかもしれませんが、かんたんに言えば「余計な情報を省いて、大事なポイントだけを取り出すこと」です。

身近な例でいうと、電車の路線図がわかりやすいでしょう。路線図は、実際の距離や地形は無視して、「どの駅からどの駅に乗り換えればいいか」という本質的な情報だけを抽出しています。もし実際の距離や道路をそのまま描いたら、複雑すぎて使い物になりませんよね。

お子さんのテスト勉強で「要点だけノートにまとめる」のも、立派な抽象化です。教科書の内容を全部覚えるのではなく、大事なところだけを抜き出して整理する。これがプログラミング的思考の一部だと言われると、ちょっと身近に感じませんか?

4.アルゴリズム設計 ― 手順を組み立てる力

4つ目は「アルゴリズム設計」。目的達成のための具体的な手順を、順序・条件分岐・繰り返しなどを使って組み立てる力です。

「アルゴリズム」と聞くと専門的に感じますが、要するに「ゴールにたどり着くための手順書を作ること」です。たとえば、朝の準備を考えてみましょう。

朝の準備に隠れた「アルゴリズム」
  • 順序:顔を洗う → 着替える → 朝ごはんを食べる → 歯を磨く
  • 条件分岐:「もし雨なら → 傘を持つ」「もし晴れなら → 帽子をかぶる」
  • 繰り返し:歯磨きは毎日繰り返す

これ、まさにプログラムの基本構造と同じなんです。お子さんが毎朝やっていることの中に、プログラミングの基礎概念が詰まっています。

アユミ
アユミ

朝の準備がプログラミングと同じ構造だったなんて…!なんだか急に身近に感じてきました。

ヒデト
ヒデト

そうなんです。プログラミング的思考は、特別な才能じゃなくて、誰もが日常で自然とやっていることの「意識版」みたいなものですよ。


「プログラミング的思考はプログラマーだけのもの」は大きな誤解

「プログラミング的思考」という名前がついているので、「プログラマーになる人だけが必要なスキルでしょ?」と思われがちです。でも、これは大きな誤解です。

プログラミング的思考が活きる場面は、プログラマーの仕事だけではありません。

職業プログラミング的思考が活きる場面
営業顧客の課題を分解し、優先順位をつけて提案する
デザイナーユーザーの行動パターンを分析し、最適なデザインを設計する
医師症状を分解し、原因を絞り込み、治療の手順を組み立てる
料理人複数の料理を同時並行で効率よく仕上げる手順を設計する
教師授業内容を分解し、生徒の理解度に合わせて順序を組み立てる

どの職業でも、「問題を分解して」「パターンを見つけて」「本質を抽出して」「手順を組み立てる」というプロセスが使われています。プログラミング的思考は、あらゆる仕事の土台になる力なんです。

ぼく自身、これまでのエンジニア生活で一番役に立ったのは、正直に言うとパソコンでものを作る技術ではなく、「複雑な問題を分解して、順序立てて解決する”考え方”」でした。この考え方があるから、プログラミング言語が変わっても、新しい技術が出てきても、対応できるんです。

お子さんがプログラミング的思考を身につけることは、将来プログラマーになるかどうかに関係なく、一生の武器になります。

ケンタ
ケンタ

じゃあぼくがサッカー選手になっても使えるってこと?

ヒデト
ヒデト

もちろん!サッカーも「試合の状況を分析して、相手のパターンを読んで、どう攻めるか手順を考える」よね。まさにプログラミング的思考だよ。

子どものプログラミング的思考を育てる3つの方法

プログラミング的思考の中身がわかったところで、「じゃあうちの子にどうやって身につけさせればいいの?」と思いますよね。ここでは、家庭でできることから段階的にステップアップしていく3つの方法を紹介します。

プログラミング的思考を育てる3つの方法
  • アンプラグド教育 ― パソコンを使わない「考える遊び」
  • Scratch(スクラッチ) ― ブロックで学ぶビジュアルプログラミング
  • プログラミング教室 ― プロの講師と一緒に学ぶ


1.アンプラグド教育 ― パソコンを使わない「考える遊び」

1つ目の方法は、アンプラグド教育です。「アンプラグド」とは「電源を抜いた」= パソコンやタブレットを使わない、という意味です。

「えっ、プログラミングなのにパソコン使わないの?」と驚く方もいるかもしれません。でもすでにお伝えした通り、プログラミング的思考はコンピュータがなくても鍛えられます。むしろ小さいお子さんには、まずここから始めるのがおすすめです。

家庭でできるアンプラグド教育の例
  • お手伝いの手順化:「洗濯物を干す順番」を自分で考えさせる
  • 「おてつだいロボ」遊び:親がロボット役になり、子どもが「1歩歩いて」「右を向いて」と指令を出す
  • ボードゲーム:戦略を考えるゲームで先を読む力を養う
  • 朝の準備リスト:やることをリストにして、順番を自分で決めさせる

特別な道具は一切不要ですし、幼児からでもOK。しかも親子のコミュニケーションにもなります。「教える」というよりも、「一緒に遊びながら考える」という感覚で取り組んでみてください。

2.Scratch(スクラッチ) ― ブロックで学ぶビジュアルプログラミング

2つ目の方法は、Scratch(スクラッチ)を使ったビジュアルプログラミングです。ScratchはMIT(マサチューセッツ工科大学)が開発した、子ども向けの無料プログラミング環境です。

Scratchの最大の特徴は、難しい文字を打ち込む必要がないこと。色とりどりのブロックをパズルのように組み合わせるだけで、キャラクターを動かしたり、ゲームを作ったりできます。

「遊んでいるだけに見える」と感じる保護者もいるかもしれません。でもScratchでキャラクターを動かすには、「どの順番で」「どの条件の時に」「何回繰り返すか」を論理的に考える必要があります。つまり、遊んでいるようで、実は先ほど説明した4つの要素(分解・パターン認識・抽象化・アルゴリズム設計)を自然とトレーニングしているんです。

公式サイト(scratch.mit.edu)からアカウントを作成すれば、すぐに無料で始められます。まずは他の人が公開している作品を動かしてみるところから始めると、お子さんも「自分もこんなの作りたい!」と意欲が湧いてくるはずです。

3.プログラミング教室 ― プロの講師と一緒に学ぶ

3つ目は、プログラミング教室に通う方法です。家庭での取り組みやScratchでプログラミング的思考に触れてから、「もっとやりたい!」とお子さんが意欲を見せた時に検討するのがおすすめです。

プログラミング教室のメリットは、体系的なカリキュラムがあること、プロの講師がお子さんのペースに合わせてサポートしてくれること、そして同じ興味を持つ仲間と一緒に学べることです。

ぼく自身、10歳の時に独学でプログラミングを始めようとして、環境構築の段階で挫折した経験があります。導いてくれる人がいる環境って、本当に大事なんです。あの時、プログラミング教室のような場所があったら、もっと早くプログラミングのたのしさに出会えたのに、と今でも思います。

教室選びで大切なのは、お子さんに合ったカリキュラムかどうかです。多くの教室で無料体験を実施しているので、まずは気軽に足を運んでみてください。

ヒデト
ヒデト

大事なのは、お子さんが「たのしい」と思えるかどうかです。カリキュラムの良し悪しは、その次の話。まずは体験してみて、お子さんの反応を見てあげてください。


エンジニアのぼくが選ぶ、子どもにおすすめのプログラミング教室

「プログラミング教室に興味はあるけど、どこを選べばいいかわからない」という方のために、エンジニア目線でおすすめできる教室を3つ紹介します。どの教室も無料体験を実施しているので、まずはお子さんと一緒に足を運んでみてください。

IT×ものづくり教室で、お子さん一人ひとりに合わせた個別最適化のカリキュラムが特徴のLITALICOワンダーは、発達特性への配慮もあり、どんなお子さんでも安心して通えます。

月額料金を抑えたい方には、デジタネがおすすめです。マイクラやScratchに対応しており、ゲーム感覚でたのしく学べるカリキュラムが魅力です。

全国3,000教室以上を展開するQUREO(キュレオ)プログラミング教室は、お近くの教室が見つかりやすいのが強みです。ゲーム感覚のカリキュラムで、お子さんがたのしみながら学べます。

まとめ

プログラミング的思考とは、やりたいことを実現するために、物事を分解し、パターンを見つけ、本質を抽出し、手順を組み立てる「論理的に考える力」のことです。パソコンを使うこととはまったく別のスキルであり、プログラマーだけでなく、すべての子どもの将来に役立つ一生モノの武器になります。

家庭でのアンプラグド教育から始めて、Scratchでステップアップし、お子さんが「もっとやりたい!」と思ったらプログラミング教室を検討する。この段階的なアプローチで、お子さんのペースに合わせてたのしく育てていくのが一番です。

プログラミング的思考に特別な才能は要りません。大事なのは、お子さんが「たのしい」と思える環境です。まずは今日、お子さんと一緒にカレーの作り方を「手順」にして考えてみるところから始めてみませんか?

本記事では、プログラミング的思考とは何か、なぜ子どもに必要なのか、そして家庭でできる育て方について紹介しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

以上、「プログラミング的思考とは?子どもの将来に役立つ”考える力”をわかりやすく解説」でした。

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